1分でわかるクリスチャンのキーポイント
復興ローマ帝国
聖書を見ると、終末の時代はヨーロッパが世界の中心になることがわかります。
中東和平に関しても、現在はアメリカが中心的に動いているように見えますが、成功させるのはヨーロッパから出る反キリストです。
さて、黙示録にはローマ帝国が再び現れてくることが予告されています。
13章1節に出てくる「獣」が何百年も前に滅びたはずのローマ帝国を表していて、このローマ帝国が世界をリードしていくことになります。
そして、ローマ帝国はすでにその姿を現し始めています。それはEUです。
EUはヨーロッパを統合しようとする新しい試みでしたが、その地域と民族は、明らかにかつてのローマ帝国と合致します。
また、EU内での出入国審査の廃止による行き来の自由や、統一通貨ユーロなど、既に1つの国に向かって進んでいます。
このEUは、患難時代の真ん中で一つの国となります。その国がEUと名乗るかどうかはわかりませんが、これがローマ帝国の再来です。そして、復興したローマ帝国、つまり、ヨーロッパが世界の中心になるのです。
しかし、このEUには注意しなければなりません。
黙示録12:3に「見よ。大きな赤い竜である。7つの頭と10本の角とを持ち」とありますが、これはサタンを指しています。さらに13:1はEU、つまり、復興ローマ帝国を表していますが、「海から一匹の獣が上(のぼ)って来た。これには10本の角と7つの頭とがあった」とあるようにサタンと同じ表現が用いられています。
つまり、EUはサタン的実質を持った国として描かれているのです。
復興ローマ帝国は反キリストをリーダーとして全世界を支配するようになります。