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1分でわかるクリスチャンのキーポイント
テーマ:大バビロン

黙示録には、患難時代に現れる淫婦大バビロンについて書かれています。

黙示録17章3節に出て来る「ひとりの女」が大バビロンのことで、「7つの頭と10本の角の獣」に乗っているとあります。「7つの頭と10本の角の獣」とは、サタンのこととともに復興ローマ帝国のことを表しているので(黙示録12章3節、13章1節)、大バビロンは、復興ローマ帝国、つまり今のEUに乗っているということが分かります。

また、黙示録17章18節には、都とあるので、大バビロンはEUにある都市であることが分かります。さらに、国々は大バビロンによって不品行、この場合は偶像礼拝を行った、とあるので、宗教と関係がある都市と思われます。

そうなると、世界的に影響を与えるEUの宗教都市はローマ、バチカンしかないので、大バビロンは、ローマであると思われます。

この大バビロンは、「地上の王たちを支配する大きな都」(黙示録17章18節)と書かれていることと、「あれほどの富が」(黙示録18章17節)とあるので、宗教的なことだけでなく、政治的にも経済的にも非常に強力な力を持つことが分かります。

それは、大バビロンの頭である偽キリストが反キリストから権威を委譲され、反キリストの働きを助けるからです。つまり、偽キリスト、ローマ、大バビロンは世界を支配する反キリストの権威を使い、強大になっていくのです。

このように、大バビロンであるローマは政治的にも宗教的にも経済的にも世界の中心の都市となり、大患難時代に国々の上に君臨する存在となります。今のローマから大きく変貌することになります。

また、黙示録18章24節にある都も大バビロンを表し、偽キリストたちによる激しい迫害が起こることが分かります。

しかし、栄華を極め、悪行の限りを尽くした大バビロンは突然倒れます。黙示録16章19節の地震が終わりのしるしとなります。大バビロンは仲間であった反キリストと同盟者たちによって攻撃され、一瞬のうちに滅ぼされるのです(黙示録18章8〜10節)。

その立ち上る煙を見て、人々はその崩壊に驚くことになります。

私たちはこれからのEU、ローマの動きをしっかりと見ていく必要があります。